自己肯定感を高める3つの方法!大人の心の育て方

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子育てには「子どもの自己肯定感を高めることが大切」と、聞いたことがあるかもしれません。自己肯定感は、自分自身を価値ある存在として認められること。子どもの自己肯定感を育むのは一番近い場所で関わるママ・パパの存在が大きいです。そして、関わる大人の自己肯定感が低いと、子どもにも影響を与えることに。

「自己肯定感」って何?

自己肯定感を高める方法を知るために、まず自己肯定感とは何かについておさえておきましょう。
「自己肯定感」とは、自分のあり方を積極的に評価できる感情、自らの価値や存在意義を肯定できる感情などを意味する言葉(実用日本語表現辞典より)。自分自身には価値があると認められることです。

内閣府発表の調査結果では、日本人若者(13~29歳)の、自己肯定感は、韓国、アメリカ、ドイツ、フランス、スウェーデンの中で最下位ということが分かっています(※1)。

自己肯定感がないと、心が不安定で落ち込みやすい、人を認められない、わが子を認められない、行動できなくなってしまいます。
下記のうち、どちらの気持ちを感じることが多いでしょうか?

特に日本人は、「謙遜」の文化があることで、「褒められること」が苦手な人が多い傾向があります。
たとえば、「あなたのお子さん、素晴らしいですね」と言われた時。
「いえいえ、そんなことはありません」なんて答えていませんか。この言葉を聞いた子どもはどう思うでしょう?

褒められ下手な日本人は、褒められても謙遜してしまいがち。そうすることがコミュニケーションを円滑にする、と教え込まれているようなところもあります。
しかし、自己肯定感を高めるには、褒められたことは、素直に「ありがとう」と受け入れることが大切。ママ自身に関する褒め言葉も、子どもに関する褒め言葉も同様です。

自己肯定感はどう作られる?

自己肯定感の高い・低いは、育った環境が大きく影響します。成長の過程で体験したことで、モノの捉え方や考え方が形成され、自分の価値観をつくっていきます。自分への評価である自己肯定感もそのひとつです。
たとえば、子どもの頃に

Aさん:学校ではイジメにあい、家では親に虐待を受けて育った
Bさん:学校ではクラスの人気者、親の愛情をたっぷり受けて育った

こうした違いがある場合、AさんよりもBさんの方が、自己肯定感は高くなりやすくなります。
自身の過去を振り返って、やっぱり親のせいだ…。○○さんのせいだ…。と思う人もいるかもしれませんが、誰かを恨んでも、何も変わりません。変わると決めて行動するのは自分です。大人になった「今から」でも、自分で自己肯定感を高めることはできます。

自己肯定感を高める3つの方法

ここでは、自己肯定感を高める方法を3つご紹介します。
自己肯定感は、今までの人生で培ってきた考え方、自分に対する認識なので、一瞬で変えるのは難しいです。ただ、気づいて「続けること」で確実に変化を感じられるはず。できることから始めてみましょう。

自分の「良いところ、強み」を見つける

あなた自身の良いところも、自分では当たり前すぎて、気づけないことも。まわりの人に褒められても、なぜ褒められているかが分からないこともありますよね。実はそのポイントが、あなたの強みかもしれません。
そんな自分の良いところを探すには、身近な家族や友人に聞いてみるとよいでしょう。
「あなたから見て、私ってどんな人?どんな良いところがある?」
第三者の目線で意見をもらうことで、自分では気付かない、強みや特徴が見つかるはず。
そんな強みを自分自身で認識できるだけでも、自己肯定感が高まりますよ。
ここでまわりに意見を聞く目的は「良いところ、強み」を探すことです。ネガティブなことを言う人よりもポジティブなことを言ってくれそうな人に。毒舌な人よりも、やさしい人に聞くようにしてみてくださいね。

リフレーミングする

エジソンの名言で、「私は失敗したことがない。ただ、1万通りのうまく行かない方法を見つけただけだ。」という言葉があります。
物事は捉え方次第で、プラスにもマイナスにもなります。自分やまわりの人に、どのような声をかけるかが、自己肯定感を左右します。
ネガティブな声がけが多い人は、ポジティブな言葉に変換する「リフレーミング」のトレーニングをしてみましょう。

  • のろまだ→ゆっくり丁寧だ
  • うるさい→にぎやか
  • 飽きっぽい→好奇心がある
  • 融通がきかない→芯がしっかりしている

など

自分が使う言葉をプラスの言葉に変えるだけで、気持ちがガラリと変わりますよ。

感謝ノートをつける

今日からカンタンにできる自己肯定感を高める方法として「感謝ノート」があります。
毎晩寝る前に、「感謝できること」をノートに書き出すだけ。
特別なうれしい出来事があればもちろんのこと、なければ日頃当たり前と思っているようなことも含めて書き出してみましょう。
毎日、世界中でさまざまな事件や事故、悲しいことも起きています。
「今日も一日元気だったこと」「美味しいご飯が食べられたこと」「あたたかい布団で眠れること」。ほかにもこの記事を読むことができる「目があること」「命があること」も、感謝できることです。
「感謝ノート」を記録していると、自分のまわりに起きる良いことをみつけるアンテナが高くなり、肯定的な感情を持てるように。1日2日では分かりにくいかもしれませんが、まずは1週間、続けてみてください。
続けることで、身のまわりで起きること、自分自身についての感じ方の変化を実感できますよ。

最後に

自己肯定感を高める方法をお伝えしてきましたが、ママの自己肯定感は子どもにも大きな影響を与えます。そして、子どもと自分自身はまったく別の人間。子どもの課題とママ自身の課題は、別々に捉えるようにしましょう。
ママ自身の自己肯定感を高めるための道具に、子どもを使わないことがポイント。ママ自身の価値観や喜びのすべてを「親の役目を果たすこと」にしてしまうと、親離れできない子ども・子離れしない親をつくってしまいます。
子どもを大切にするために。まずは自分自身を価値ある存在として認められるようにしていきたいですね。

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